2023年ワールド・ベースボール・クラシック決勝戦。9回裏、1点リードという極限の状況でマウンドに立ったのは大谷翔平だった。
ホームプレートから60フィート6インチ先に立つのは、当時ロサンゼルス・エンゼルスのチームメイトだった、世界最高峰の打者のひとり、マイク・トラウト。野球ファンが長年夢見てきた“物語のような対決”が、マイアミのローンデポ・パークで現実となった。
スタジアムに詰めかけた観客は、すでに総立ちだった。だが、その只中で、大谷は驚くほど落ち着いていた。9回の最終打者として打席に立ったマイク・トラウトを、大谷翔平はフルカウントからの鋭いスライダーで空振り三振に仕留め、日本が3-2で大会を制した。
その瞬間、大谷は両腕を大きく広げ、ダグアウトに向かって叫び、帽子とグラブを放り投げる。マウンドでは、チームメイトたちが一斉に駆け寄り、その歓喜を分かち合った。
FOX Sportsの解説者ケビン・バークハートは、この大会を「毎晩ワールドシリーズを見ているようだ」と表現した。また、マーカス・ストローマンは、この対決を「キャプテン・アメリカと“神話のユニコーン”の戦い」と語っている。それほどまでに、この一瞬には、野球の魅力が凝縮されていた。
そして、その数時間後──この瞬間はカードになった。

Topps NOWは、スポーツの「今、この瞬間」を切り取るトレーディングカードシリーズだ。2023年WBCでは、大谷翔平とマイク・トラウトの対決をはじめ、村上宗隆の準決勝サヨナラ打や、チェコ代表の快進撃など、大会のハイライトが次々とカード化された。いずれも発売は翌日、購入可能期間はわずか24時間。そのスピード感こそが、Topps NOWの最大の特徴である。
決勝戦直後に発売された大谷翔平のカードは、1日で42,000枚以上の注文を記録。2023年におけるTopps NOW最大のヒットとなり、シリーズ史上でも有数のプリント数を誇る1枚となった。
2023年のワールド・ベースボール・クラシックは、単なる国際大会ではない。世界中の野球ファンが“本気で熱狂した大会”として記憶されている。その中心にあった歴史的瞬間は、Topps NOWという形で記録され、今もなお語り継がれている。