連続MVP選手たちがトレカ界をリードする!
大谷翔平が4度目、アーロン・ジャッジが3度目となるMVPに輝き、見事にトロフィーを手にした2025年シーズン。この2人の受賞者をフィーチャーしたプレミアムな2025 Topps MLB MVPコレクションの発売を発表した。
受賞が発表されて以降、トレカ界では2人のスターへの関心が非常に高まっている。さっそくアメリカの様子を見てみよう。
大谷翔平とアーロン・ジャッジは、フィールドでもオークションでも記録を打ち立てトレカ界の頂点に君臨。彼らに続く存在として、ニック・カーツがルーキー・オブ・ザ・イヤーの実績を引っ提げて、注目を集めつつある。
JUST IN: Shohei Ohtani & Aaron Judge combine for 1-of-1 dual autograph card commemorating their 2025 MVP awards. pic.twitter.com/WM5VjJq8ZM
— Topps (@Topps) November 14, 2025
大谷翔平、さらなる高みへ
現代のトレカ界における大谷翔平の支配力については数多く語られてきたが、彼の4度目のMVP受賞を受け、改めて強調する価値がある。11月13日にナ・リーグMVPを受賞して以来、彼のカードを見れば、その影響力が一目でわかる。
執筆時点で、Card Ladderによると1,000ドル以上の彼のカードの販売は491件を記録。一方、ジャッジのカードは107件。もちろん、ジャッジのカードが100件以上の4桁ドル販売を記録していることも注目に値するが、大谷翔平の数字の急上昇ぶりは際立っている。

このPSA 10 2018 Chrome RC Auto(99枚限定)は、11月16日にFanatics Premierで50,400ドルで落札され、その他の高額大谷カードとともに取引された。Card Ladderによると、同じグレードのこのカードの前回販売は2022年6月で、3,960ドル。初めて記録された販売は2020年3月で、わずか400ドル超だった。

この2018 Bowman RC Autoは、今回の大谷翔平MVP受賞後の市場の驚異的な状況を示している。PSA 10のこのカードは11月21日に156,000ドルで落札。今年5月には同じグレードの同カードが81,000ドルで取引されており、2024年10月下旬には45,600ドルだった。

この2024 Topps Definitive 1-of-1 カードは、大谷翔平が2025年MVPを受賞して以降、執筆時点でのトップセールで、312,000ドルで落札。改めて、大谷翔平のトレカ界での存在感が最高価格帯で際立っている。4度目のMVP受賞後、50,000ドル超の販売が11件、さらに100,000ドル以上の販売も6件記録されている。
大谷翔平がトレカ界でスーパースターたる要因は多岐にわたる。世界的な人気、ますます唯一無二となるレガシー、試合のあらゆる局面への影響力などが挙げられる。MVPが示すあらゆる面での貢献、勝敗に対する比類なき影響力、そして2連覇中のロサンゼルス・ドジャースの中心選手としての存在感が相まって、コレクターにとって最も魅力的な現代アスリートの一人となっている。
アメリカンリーグを支配するアーロン・ジャッジ
2021年以降、アーロン・ジャッジか大谷翔平のどちらかがMVPを受賞している。今年も両者はそれぞれのリーグで2年連続MVPを達成した初の選手となり、ジャッジ自身は、史上最高の右打者として名を残す可能性を示している。
その安定感は圧倒的。ジャッジが150試合以上出場すれば、ほぼ確実に50本以上の本塁打を記録。大谷翔平と同様、ジャッジも常に上位争いをする強豪チームの中心選手であり、その存在感はトレカ界でもますます大きくなっている。

この2017 Topps Heritage Red Ink Real One RC Autoは、ジャッジのMVP受賞後のトレカ界での盛り上がりを示している。68枚限定のBGS 9.5 バージョンは16,200ドルで落札され、Card Ladderに記録されている2024年8月の前回販売額の2倍となった。なお、同じセットのBlue Ink Real One RC Autoは同日、8,400ドルで取引された。

執筆時点で、アーロン・ジャッジの2025年MVP受賞後の最大落札額は、この2017 Topps Dynasty Patch Auto。わずか10枚限定のBGS 10 バージョンがFanatics Premierで20,400ドルで落札された。

ジャッジの2013 Bowman Chromeカードは、特に人気の高いコレクターアイテム。11月16日には、このBGS 9.5 バージョンのChrome Draft Pick Autoカードが4,560ドルで落札されている。
HISTORY. Aaron Judge celebrates his third MVP by signing dual autographs with every member of the 3x MVP club 🏆🏆🏆
— Topps (@Topps) November 20, 2025
These cards will be part of the Topps MLB MVP Collection. Arriving soon. pic.twitter.com/dDidlALNUe
アーロン・ジャッジは、3度目のMVP受賞により、マンテルやボンズといった真のエリートクラブに名を連ねた。昨年の大谷翔平と同様に、ジャッジも「3×MVPクラブ」リリースの対象となり、同じく3度MVPを受賞した選手とのデュアルオートカードを展開。
背中を追うカーツ
ルーキーのニック・カーツは、2025年のア・リーグ新人王全30票の1位票を獲得。将来的にジャッジからMVPを奪う可能性のある選手を探しているなら、カーツは注目すべき存在。117試合の出場で36本塁打、86打点、OPS1.002を記録したカーツは、2017年に自身も新人王を獲得したジャッジの足跡をたどっている。







